ロビンフッドって最近よく聞くけど、どんな会社なの?
米国のスマホ証券アプリを提供している会社だよ!
この記事では、ロビンフッド/HOODの解説をしていきます!
ロビンフッドの会社・サービス概要
ロビンフッド設立経緯
創業者のウラジミール・テネフとバイジュ・バットは、大手企業の株式取引には手数料がかからないのに対し、個人の株式取引には手数料を取られていることに気づき、それが大衆の投資の妨げになっていると感じました。
そこで、「金融の民主化」を掲げ裕福な人だけでなく全ての人に手数料無料で近代的な金融サービスを提供したいという思いからロビンフッドは生まれました。
ロビンフッドの特徴
手数料無料でスマホアプリで投資が出来るという手軽さから米国のミレニアル世代若者を中心に利用されています。
利用者の大多数が若者ということで投資資金の少ない人が多く、高額な株式は0.5株など少数点で購入出来るサービスも提供しています。
ロビンフッドでは主に株式・ETF・オプションだけでなく主要な仮想通貨の取引もすることが出来ます。
ロビンフッド利用状況
口座開設した、ほとんどの人がアクティブ利用しているんだね!
ロビンフッド現象
2020年からのコロナ禍による外出自粛やリモートワークで時間が出来たこと、政府の現金給付・失業給付の金余りで大勢の米国の若者たちがロビンフッドに押し寄せ、投資ブームが起きました。
彼らは「ロビンフッダー」と呼ばれ株価の下支えや高騰に一役買っており「ロビンフッド現象」と呼ばれています。
ゲームストップ事件
一部のロビンフッダー達は、米国版2chのredditで特定の株を上昇させるために結託し、様々な銘柄が急騰する現象が発生し中でも大きく話題になったのがGameStop株です。
上昇前は20ドル前後でしたが数日で480ドルまで上昇し一時25倍に。
この上昇によりGameStop株を空売りしていた巨大ヘッジファンドが倒産寸前まで追い込まれるゲームストップ事件まで発生しました。
ロビンフッダー達は、株式市場だけではなくイーロンマスクで有名な仮想通貨のDOGEコインでも約12倍の上昇が起きています。
ビジネスモデル
ロビンフッドは手数料無料でどうやって儲けているの?
ペイメント・フォー・オーダーフロー(PFOF)
顧客の注文を購入したHFT業者は、注文情報を以下の2つに使用しています。
顧客から成行注文が行われた際、注文確定までタイムラグがあります。
超高速取引では、人間の認知を超えたスピードで取引することが出来るため、僅かなタイムラグの間に先に注文を入れることで値幅の鞘取りを行っているのです。
そして、2020年12月にロビンフッドの収入の大部分がPFOFであるにも関わらず、それを隠していたとして6500万ドルの制裁金が課されています。
プレミアム会員費
ロビンフッドにはプレミアム会員があり、月額5ドル(日本円で550円)で加入することが出来ます。
ロビンフッドの収入は主にPFOFのリベートが8割、その他が2割になっています。
4半期売上高推移
コロナ禍の影響も寄与し2020年から大きく上昇しており、現在の投資ブームが落ち着くまでは今後も順調に売り上げが推移していく予想します。
ロビンフッドは今「証券業界のテスラ」と言われており、とても注目されている企業なので株を少額購入してみるのも良いと思います。
以上、SATOHでした!
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