ジパングコインは儲かる?金・ビットコイン・金ETFと将来性を比較

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金(ゴールド)への投資方法として、最近注目されているのがジパングコイン(ZPG)です。

ジパングコインは、金価格への連動を目指して作られた日本発の暗号資産です。

1 ZPGは金現物1グラムと同等の価値(円換算)を持つよう設計されており、金をデジタル資産として少額から保有できる点が特徴です。

しかし、ここで気になるのが「ジパングコインは実際に儲かるのか?」ということでしょう。

金に連動するなら、金価格が上昇すればZPGも上昇すると考えられます。

一方で、ビットコインのように大きな値上がりを期待できるのか、それとも金ETFや現物金を購入したほうがいいのか、疑問に感じる人も多いはずです。

この記事では、ジパングコインが「儲かる可能性があるのか」を考えながら、金・ビットコイン・金ETFとの違い、ZPGの将来性、メリット・デメリットについて初心者向けに詳しく解説します。

結論|ジパングコインは「大きく儲ける」より「金価格の上昇を狙う」資産

先に結論からいうと、ジパングコインはビットコインのように何倍もの値上がりを狙う資産というより、金価格の上昇による利益を狙うためのデジタル資産と考えるのが適切です。

ジパングコインは金価格との連動を目指しているため、基本的には金が上昇すればZPGも上昇し、金が下落すればZPGも下落するという関係になります。

つまり、ZPGの将来性を考えるには、まず「これから金価格がどうなるのか」を見る必要があります。

2026年の金市場は非常に強い状態が続いています。

ワールド・ゴールド・カウンシルによると、2026年第1四半期のLBMA金価格は平均4,872.9ドル/オンスとなり、前年同期比でも大幅に上昇しました。第2四半期の平均価格は4,506.29ドル/オンスと第1四半期から調整したものの、前年同期比では37%高い水準でした。

この金価格の上昇が今後も続くのであれば、ZPGにも追い風になります。

そもそもジパングコインはどうやって儲かるの?

ジパングコインで利益を得る仕組みは、基本的には非常にシンプルです。

安いときにZPGを購入し、その後金価格が上昇したところで売却する。

これだけです。

例えば、1 ZPGを金価格1グラム相当の価格で購入したとします。

金価格ZPGのイメージ損益
15,000円約15,000円±0円
18,000円約18,000円+3,000円
20,000円約20,000円+5,000円
12,000円約12,000円-3,000円

実際の価格は金価格だけで決まるわけではなく、取引する暗号資産交換業者のスプレッドなども反映されます。

したがって、上の数字はあくまで仕組みを理解するためのイメージです。

ジパングコインは大きく儲かるのか?

ここは非常に重要です。

ジパングコインは金価格との連動を目指しているため、金が10%上昇すればZPGも概ね同程度の上昇を期待するという考え方になります。

逆に言えば、金が2倍にならなければ、ZPGが金価格だけを理由に2倍になることも基本的には期待できません。

この点がビットコインとの大きな違いです。

100万円を投資した場合のイメージ

例えば100万円をZPGに投資したとします。

金・ZPGの値動き資産額のイメージ損益
+10%110万円+10万円
+30%130万円+30万円
+50%150万円+50万円
+100%200万円+100万円

もちろん実際にはスプレッドや税金などがあるため、この通りの利益になるわけではありません。

重要なのは、ZPGは「金が上昇した分だけ利益を狙う商品」だということです。

ジパングコインと金はどちらが儲かる?

ジパングコインと現物金は、基本的に同じ金価格の上昇を利益の源泉としています。

そのため、「ZPGだから金より大きく儲かる」というものではありません。

むしろ比較すべきなのは、金価格が上昇したときに、どちらが効率よく金価格にアクセスできるのかという点です。

項目ジパングコイン現物金
金価格との関係連動を目指す金そのもの
少額投資しやすい商品による
保管デジタル管理必要
現物保有×○
24時間取引暗号資産市場で可能販売店などによる

ZPGの大きなメリットは、金価格への投資をデジタル資産として小口で行えることです。

一方、「金そのものを保有したい」という人なら現物金のほうが適しています。

ジパングコインと金ETFはどちらがいい?

個人的に比較しておきたいのが金ETFです。

金ETFは証券口座から購入でき、金価格への連動を目指す商品があります。

ZPGと金ETFはどちらも「金価格の上昇を狙う」という点では似ていますが、制度上はまったく別の商品です。

項目ジパングコイン金ETF
購入場所暗号資産交換業者証券会社
資産の種類暗号資産金融商品
金価格との連動目指す商品による
24時間取引○×
NISA対象外対象商品なら利用可能
税制暗号資産の税制証券商品の税制

特に大きな違いがNISAです。

NISAを利用できる金ETFなどの商品であれば、非課税制度を利用した長期投資が可能です。

一方、ZPGは暗号資産なので、NISAで購入する商品とは異なります。

そのため、長期的に金へ投資したい人は、ZPGだけでなく金ETFや金投資信託も比較するべきでしょう。

ジパングコインとビットコイン、どちらが儲かる?

次に、暗号資産投資家なら気になるであろうビットコインとの比較です。

結論から言えば、値上がり益だけを狙うのであれば、ビットコインのほうが大きなリターンを得られる可能性があります。

ただし、それは同時に大きな下落リスクを受け入れる必要があるということでもあります。

項目ジパングコインビットコイン
価格の基準金価格市場の需給
値動き金に近い値動きを目指す大きい
大幅上昇の可能性金価格次第比較的大きい
大幅下落リスク金価格下落の影響大きい
主な役割金への投資デジタル資産・価値保存など

つまり、

「大きな値上がりを狙いたい」→ビットコイン

「比較的金に近い値動きを狙いたい」→ジパングコイン

という考え方ができます。

ただし、ビットコインも金も将来の価格上昇が保証されているわけではありません。

金価格は今後も上昇するのか?

では、ZPGの将来性を考えるうえで最も重要な金価格の今後を見てみましょう。

2026年の金市場は非常に強い動きを見せています。

ワールド・ゴールド・カウンシルによると、2026年第1四半期の金価格は1月に5,405ドル/オンスという歴史的高値を付け、その後調整しましたが、第1四半期平均でも4,872.9ドル/オンスとなりました。

第2四半期には平均4,506.29ドル/オンスまで下落しましたが、それでも2025年第2四半期と比較すると37%高い水準です。

金が強い背景には、地政学的リスク、インフレへの警戒、中央銀行による金購入などがあります。

ワールド・ゴールド・カウンシルは、2026年下半期についても、OTC取引やアジアからの購入が投資需要を支え、中央銀行も引き続き堅調な買い越しとなる可能性を示しています。

この環境が続くのであれば、金価格に連動することを目指すZPGにも中長期的な追い風になる可能性があります。

ジパングコインの将来性① 金需要が続けばZPGにも追い風

ZPGの将来性を考えるうえで、最も分かりやすいポイントです。

金価格が上昇する限り、ZPGもその恩恵を受ける可能性があります。

特に近年は、中央銀行による金購入や地政学的リスクなどを背景に金への需要が高まっています。

2026年第2四半期には中央銀行による金購入が289トンとなっており、金需要を支える重要な要因のひとつになっています。

もちろん金価格は永遠に上昇するわけではありません。

実際、2026年にも高値を付けた後に調整局面が発生しています。

したがって、「金は安全だから必ず上がる」と考えるのは危険です。

ジパングコインの将来性② 取扱い取引所が増えている

ZPGそのものの将来性を考えるうえでは、どれだけ多くの人が購入できるようになるかも重要です。

ジパングコインは2022年に取引が始まりましたが、2026年にはGMOコインでの取り扱いが始まり、さらに8月にはCoincheckでも取り扱いが開始されました。

取扱先が増えれば、それだけ購入できるユーザーが増える可能性があります。

これはZPGの認知度や流動性を高めるうえでプラス材料です。

特にCoincheckは国内でも知名度の高い暗号資産交換業者なので、ZPGを知らなかった投資家に広がるきっかけになる可能性があります。

ジパングコインの将来性③ パブリックチェーンへの展開

2026年4月には、ジパングコインシリーズのパブリック型ブロックチェーンへの展開も始まりました。

三井物産デジタルコモディティーズは、Ethereumのレイヤー2であるOP Mainnetを基盤としてZPGシリーズを展開し、GMOコインで一般利用者向けの取引を開始しています。

これはZPGにとって比較的大きな変化です。

従来の仕組みに加えて、パブリックチェーンを活用することで、将来的に暗号資産としての利用範囲が広がる可能性があります。

ただし、現時点で「パブリックチェーンになったからZPGの価格が上昇する」と考えるのは早計です。

重要なのは、今後この仕組みを使ってどのようなサービスやユースケースが生まれるのかでしょう。

ジパングコインの将来性④ 「金×暗号資産」という市場を作れるか

個人的にZPGで最も面白いと思うのが、この部分です。

これまで金への投資といえば、

  • 金地金
  • 金貨
  • 純金積立
  • 金ETF
  • 金投資信託

などが中心でした。

そこに「暗号資産としての金」という選択肢が加わります。

これは、暗号資産を普段から利用している人にとっては非常に分かりやすいメリットです。

例えば、暗号資産取引所の口座からビットコインだけでなく、金価格に連動するZPGも購入できるようになれば、「暗号資産の中でリスク資産と安全資産を使い分ける」という運用も考えられます。

ビットコインが大きく上昇したときに一部をZPGへ移す。

逆に金が上昇しているときはZPGを保有する。

こうした使い方が一般化すれば、ZPGの存在価値はさらに高まる可能性があります。

ジパングコインに投資する最大の注意点は「金価格」だけではない

ZPGへの投資で注意したいのは、金価格だけを見ていればいいわけではないということです。

ZPGは暗号資産なので、発行体・暗号資産交換業者・システム・規制などのリスクもあります。

金融庁も、暗号資産には価格変動リスクがあることや、暗号資産交換業者は登録業者を利用することなどを注意喚起しています。

また、現在のZPGは金現物との交換には対応しておらず、将来的に交換可能とすることが予定されています。

つまり、現時点では「ZPGを買えば金地金が手に入る」という商品ではありません。

ジパングコインの税金にも注意

もうひとつ重要なのが税金です。

ZPGは金価格に連動することを目指していますが、税務上は暗号資産として扱われます。

国税庁によると、暗号資産を売却・使用することによって生じる利益は、原則として雑所得に区分されます。

そのため、金ETFなどの金融商品とは税制が異なります。

特に利益が大きくなった場合には税負担も無視できません。

「金に連動しているから金投資と同じ税金」と考えないようにしましょう。

税制は変更される可能性があるため、実際に売買する際は最新の国税庁情報を確認してください。

ジパングコイン・金・ビットコイン・金ETFを比較

ここまでの内容をまとめると、次のようになります。

項目ジパングコイン現物金金ETFビットコイン
主な値動き金価格金価格金価格市場の需給
大幅上昇の可能性金次第金次第金次第大きい
価格変動リスク中程度中程度中程度大きい
少額投資◎△○◎
保管デジタル現物管理不要デジタル
24時間取引○××○
NISA××商品による×
現物保有×○××
主な目的デジタルで金へ投資金そのものを保有金への金融投資デジタル資産への投資

結局、ジパングコインは買うべき?

ここまで読んで、「結局ZPGは買うべきなの?」と思った人もいるでしょう。

私なら、「金への投資手段のひとつとして検討する価値はある」と考えます。

ただし、ビットコインのような大きな値上がりを期待して大量に購入する資産とは考えません。

ZPGの魅力は、むしろ「暗号資産として金を保有できる」ことにあります。

例えば、

  • ビットコインは値動きが大きすぎる
  • 現物金は保管が面倒
  • 金ETFは証券口座で管理したい
  • 暗号資産取引所で金を保有したい

という人にとっては、ZPGが選択肢になる可能性があります。

ジパングコインに投資するなら「何%持つか」が重要

ZPGに投資する場合、個人的には「買うか、買わないか」だけではなく、資産全体の何%をZPGにするのかを考えることが重要だと思います。

例えば、資産の大部分をビットコインに集中させている人であれば、ZPGを一部組み入れることで、ポートフォリオ全体の値動きを抑える効果が期待できます。

反対に、すでに金ETFや現物金を大量に保有しているのであれば、ZPGを追加することで金への投資比率がさらに高くなります。

そのため、ZPG単体の魅力だけではなく、自分の資産全体の中でどんな役割を持たせるのかを考えることが重要です。

まとめ|ジパングコインは「金をデジタル化した投資手段」

ジパングコイン(ZPG)は、金価格への連動を目指す日本発の暗号資産です。

1 ZPGは金現物1グラムと同等の価値(円換算)を持つよう設計されており、金への投資をデジタル化した商品と考えると分かりやすいでしょう。

ただし、ZPGは「金より大きく儲かる商品」ではありません。

基本的には金価格の上昇がZPGの利益につながるため、ZPGの将来性を考えるなら、金市場の動向を見ることが重要です。

一方で、2026年にはGMOコインやCoincheckなど取り扱う国内取引所が増えており、パブリックチェーンへの展開も始まっています。

これはZPGの認知度や利用環境が広がるという意味ではプラス材料です。

今後、暗号資産市場の中で「金をデジタルで保有する」という需要がどこまで伸びるのかが、ZPGの将来性を考えるうえで重要なポイントになるでしょう。

結局のところ、

「大きな値上がりを狙うならビットコイン」

「金そのものを持ちたいなら現物金」

「NISAなどを利用して金へ投資したいなら金ETF・投資信託」

「暗号資産として金価格への投資をしたいならジパングコイン」

というように、それぞれの役割は異なります。

ジパングコインは、ビットコインの代わりになる資産ではありません。

むしろ、ビットコインとは違う値動きをする「金×暗号資産」という新しい選択肢として考えると、その面白さが見えてきます。

今後、金価格がどう動くのか。そしてZPGが暗号資産市場の中でどこまで普及していくのか。

この2つが、ジパングコインの将来性を考えるうえで重要なポイントになりそうです。

※本記事は2026年9月時点で公開されている情報をもとに作成しています。暗号資産や金の価格が将来上昇することを保証するものではありません。また、税制・サービス内容・取扱状況などは変更される可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

RWA
この記事を書いた人

千葉県在住、1994年生まれの29歳。 工場勤務でサラリーマンをしながら投資を行いFIREを目指しています。

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